百鬼夜行〜其之弐:ベルゼブル〜
[No.192] 2008/11/24 (Mon) 08:07
はお
ヽ('ヮ'*)ゝ
モンスター紹介第2回。
今回は名無しの奥に潜むあのモンスター。
ほいではいってみよ〜っ'ヮ')っ
註:モンスター紹介はいくつかの文献を元にしているので、場合によっては閲覧者の把握している知識とは異なる場合がありますのでご諒承ください。
註2:ラグナロクオンラインをベースに、一部、設定を変更している箇所があります。

ベラルーシ:発光済みAgi殴りプリ
サラトガ:Int>Dex支援プリ
「ええ、これはベラルーシさま……ああ、いまはもうあなたがそうでしたね。先代さまから聞いておりますよ、この地図のことは」
横長の油絵を背景に、老神父は目を細めながらテーブルの上に広げられた古地図から顔を上げた。
地図に書き込まれていた名前の人物はカピトーリナにいた。モンク転職をサポートしている神父で、王都の大聖堂から派遣されているそうだ。
「先代さまから、この地図を持ってきた者に問いを投げかけ、回答を得られたら次に出会うべき者の名を告げてくださいと、わたしに言われましたよ」
「問い?」
地図を持ってきただけじゃダメということか。
まぁ、地図を盗み出し、ベルの名を騙る輩がいないともかぎらないし、保険としては妥当なところか。むしろ、そこまでするからには、ますますこの地図が先代の隠し資産の在り処を示しているのではないかと思えてくる。おら、わくわくしてきたぞなもしヾ('ヮ'*)ノ
「では、問おう」
老神父は問いを発した。
その回答をわたしは知っている。先代はそのことは誰にも知らせなかった。わたし以外に−−−
サラトガを横目で窺うと、彼女も答えは知らないらしい。んー、と小さくうなりながら目を線にして考え込んでいる。
「答えは−−−」
わたしの回答に、しかし老神父はにこりともせず、頷きもしなかった。ただ一言、
「なぜ?」
嘘をいくら並べても見破れるぞ、とばかりに鋭い眼光でわたしを見据えている。老いたりとはいえ、さすがは高位の神官。先代が託しただけのことはある。
老神父の二度目の問いに応じる。
右も左もわからない駆け出しの冒険者にしてアコライトだった当時のわたしに、先代は柔らかな笑顔を絶やさず教えてくれた。目をつぶれば、いまでもあの時のことを思い出せる。昨日の出来事のように鮮明に。
「よいでしょう」
わたしの回答を聞いた老神父は厳かにそう応じると、地図を手に取り、そっと折りたたんだ。折りたたんだ地図を差し出してくる。
「エルメスへ行ってください」
「エルメス?」
「アルデバランより北、国境の川を超え、キル・ハイル学園へ」
それはまたえらく遠くへ行くことになりそうだ。
「学園のちかくで牧場を営んでいるトカレフという者に会ってください。そこから先は、その者が先代さまからなにかを聞いておられるでしょう」
「キル・ハイルのトカレフね。わかりました、行ってみます」
「気をつけてください。神と先代のご加護がともにあらんことを」
十字を切る老神父に、わたしはふと思い浮かんだことを訊ねた。「あの……訊いてもいいですか?」
「はい、どうされました」
「あの油絵……」わたしが老神父の背後の油絵を指さした。「もしかして、先代ですか?」
その油絵は、カピトーリナから見る海をバックに何人ものナイト、ハイプリースト、ハイウィザード、アサシン、ガンスリンガーなどが描かれている。その人物群の一角に、純白の天使のヘアバンドをつけたハイプリーストがいる。先代とは違うのかもしれないが、もしかしたら……
「ええ、あれは先代さまです。何年か前、このカピトーリナで何者かが枝を折りましてね」
「枝……」
古木の枝という、魔物を呼び寄せるアイテムがある。それを用いたテロは後を絶たない。
「折ったのは、血塗られた古木の枝のようでして、この地に高位魔族が呼び出された……」
「血塗られたって……」
「巨大な蠅……ヴェルゼブブでした。モンク転職試験場という位置づけから、退魔師などの実働部隊は配備されていなかったため、参拝者を含め、多くの犠牲者がでました。恥ずかしい話、わたしは手も足もでず、一方的にやられてしまいましてね……生き残った人々をこの建物に招きいれるだけで精一杯でした」
ほどなくして、王都から騎士団、大聖堂からプリーストやクルセイダー、ゲフェンから魔術師、ジュノーのセージやフィゲルのハンターたちが次々と討伐のために送り込まれてきた。さらに、王国主要都市の砦を擁する上級ギルドの面々も、日々の鍛錬の成果を今こそ見せんと馳せ参じた。
当初、兵力の逐次投入という杜撰な用兵で討伐軍は甚大な被害を出した。が、高位魔族討伐の実績のある者たちの指揮により、どうにかヴェルゼブブを撃破、ミッドガルドより駆逐することに成功した。
討伐軍が来るまで、先代はわずかな仲間とともに修道館の防衛にあたっていた。ひとり、またひとりと仲間が斃れていくなか、先代は最後の気力を振り絞って立ち上がった。プリーストたちに伝わる秘技、レディムプティオを放つために。
自らの生命、精神と引き換えに、傷つき斃れた仲間たちを復活させる奇跡の技。
レディムプティオによって復活した仲間たちは、ほどなくして到着した討伐軍に合流し、ヴェルゼブブ撃滅に尽力したという。
「それで、先代さまはどうされたのですか……?」
不安げな面持ちで問いかけるサラトガに、老神父は悪戯小僧のような笑みを浮かべて油絵を示した。
「討伐後、それはもうピンピンしとりましてな、このように、勝利の絵を描かせていきましたよ」
油絵のなかで、当時の仲間たちとと肩を組んだ先代は勝利のVサインを送って微笑んでいた。
◆ヴェルゼブブ
種族:悪魔
属性:念4
サイズ:大型
HP:6,666,666
Exp:Base6,666,666/Job6,666,666
要Hit:228
要Flee:339
ドロップ:壊れた王冠、チョンチョン人形、エルニウム、バリアントシューズ、s2死神の名簿、s1スタッフオブディストラクション、s1野牛の角、ヴェルゼブブc
イグドラシルの実(MVP)、古い紫色の箱(MVP)、恨みの箱(MVP)
備考:アクティヴ

ベルゼブル
蠅の姿をした高位魔族ということで知られているネ。
ヴェルゼブブとも呼ばれることのあるこの魔族の本来の名前は、バアル・ゼブル。ヘブライ語で、「高い館の王」を意味する。
この名前が、かの有名なソロモン王を連想させることから、バアル・ゼブブ、ヘブライ語で、「蠅の王」を意味する言葉に置き換えられたと推測されている(*'-')
以後、中世の魔術書に登場するベルゼブルは巨大な蠅の姿で描かれることになル。
蠅の姿をしているからといって、これは蔑みなどの意味がこめられたものではない。
ゼウスを祀るギリシア・アクティオン神殿では、「蠅を忌避する者」のために生贄が捧げられたという記録がある。この、「蠅を忌避する者」とは、ゼウスの敬称の一つでもある(`・ω・´)
古代ギリシア人は、蠅は悪霊そのもの、もしくは人間に悪霊を運ぶ役目を負う生き物だと信じていた。腐肉に群がるその姿から、忌まわしく、汚らわしい存在だと思われていたわけDA。
しかも、蠅は死骸から誕生する。そうなると古代の人には、蠅は悪霊以外には見えなかっただろうネ。
古代ギリシア人は蠅の脅威から逃れるため、ゼウスに生贄を捧げたのだっ'-')っ
この感じ方はなにもギリシア人に限ったものではないよ。当時、先進文明を謳歌していたイスラエルの民もまた、同じようなイメージを蠅に抱いていたというよ。
17世紀のフランスでこんな話がある。
ある貴族の婦人が悪霊にとり憑かれた。高名なエクソシストが呼ばれ、魔除けの儀式が行なわれた。すると、婦人の口から1匹の蠅が飛び出していったという。人々は、婦人はベルゼブルにとり憑かれたのだろうと噂しあったそうな(*'-')
イギリスの詩人ジョン・ミルトンは叙事詩パラダイス・ロスト(失楽園)において、ベルゼブルを、「サタンを除いて、彼よりも高位についている者はほかにはいない」としている。ミルトンの描くベルゼブルは、とても蠅の王には見えない。
ROで言うなら、ヴェルゼブブカードのイラストのような王者の風貌だそうな。
忌み嫌われている蠅だけど、その幼虫は生態系において重要な位置を占めているし、幼虫を利用した外科治療もあるから、問題なのは成虫の蠅ということだネ。
壁|'-')ノよいお年を。
ヽ('ヮ'*)ゝモンスター紹介第2回。
今回は名無しの奥に潜むあのモンスター。
ほいではいってみよ〜っ'ヮ')っ
註:モンスター紹介はいくつかの文献を元にしているので、場合によっては閲覧者の把握している知識とは異なる場合がありますのでご諒承ください。
註2:ラグナロクオンラインをベースに、一部、設定を変更している箇所があります。
ベラルーシ:発光済みAgi殴りプリ
サラトガ:Int>Dex支援プリ「ええ、これはベラルーシさま……ああ、いまはもうあなたがそうでしたね。先代さまから聞いておりますよ、この地図のことは」
横長の油絵を背景に、老神父は目を細めながらテーブルの上に広げられた古地図から顔を上げた。
地図に書き込まれていた名前の人物はカピトーリナにいた。モンク転職をサポートしている神父で、王都の大聖堂から派遣されているそうだ。
「先代さまから、この地図を持ってきた者に問いを投げかけ、回答を得られたら次に出会うべき者の名を告げてくださいと、わたしに言われましたよ」
「問い?」
地図を持ってきただけじゃダメということか。
まぁ、地図を盗み出し、ベルの名を騙る輩がいないともかぎらないし、保険としては妥当なところか。むしろ、そこまでするからには、ますますこの地図が先代の隠し資産の在り処を示しているのではないかと思えてくる。おら、わくわくしてきたぞなもしヾ('ヮ'*)ノ
「では、問おう」
老神父は問いを発した。
その回答をわたしは知っている。先代はそのことは誰にも知らせなかった。わたし以外に−−−
サラトガを横目で窺うと、彼女も答えは知らないらしい。んー、と小さくうなりながら目を線にして考え込んでいる。
「答えは−−−」
わたしの回答に、しかし老神父はにこりともせず、頷きもしなかった。ただ一言、
「なぜ?」
嘘をいくら並べても見破れるぞ、とばかりに鋭い眼光でわたしを見据えている。老いたりとはいえ、さすがは高位の神官。先代が託しただけのことはある。
老神父の二度目の問いに応じる。
右も左もわからない駆け出しの冒険者にしてアコライトだった当時のわたしに、先代は柔らかな笑顔を絶やさず教えてくれた。目をつぶれば、いまでもあの時のことを思い出せる。昨日の出来事のように鮮明に。
「よいでしょう」
わたしの回答を聞いた老神父は厳かにそう応じると、地図を手に取り、そっと折りたたんだ。折りたたんだ地図を差し出してくる。
「エルメスへ行ってください」
「エルメス?」
「アルデバランより北、国境の川を超え、キル・ハイル学園へ」
それはまたえらく遠くへ行くことになりそうだ。
「学園のちかくで牧場を営んでいるトカレフという者に会ってください。そこから先は、その者が先代さまからなにかを聞いておられるでしょう」
「キル・ハイルのトカレフね。わかりました、行ってみます」
「気をつけてください。神と先代のご加護がともにあらんことを」
十字を切る老神父に、わたしはふと思い浮かんだことを訊ねた。「あの……訊いてもいいですか?」
「はい、どうされました」
「あの油絵……」わたしが老神父の背後の油絵を指さした。「もしかして、先代ですか?」
その油絵は、カピトーリナから見る海をバックに何人ものナイト、ハイプリースト、ハイウィザード、アサシン、ガンスリンガーなどが描かれている。その人物群の一角に、純白の天使のヘアバンドをつけたハイプリーストがいる。先代とは違うのかもしれないが、もしかしたら……
「ええ、あれは先代さまです。何年か前、このカピトーリナで何者かが枝を折りましてね」
「枝……」
古木の枝という、魔物を呼び寄せるアイテムがある。それを用いたテロは後を絶たない。
「折ったのは、血塗られた古木の枝のようでして、この地に高位魔族が呼び出された……」
「血塗られたって……」
「巨大な蠅……ヴェルゼブブでした。モンク転職試験場という位置づけから、退魔師などの実働部隊は配備されていなかったため、参拝者を含め、多くの犠牲者がでました。恥ずかしい話、わたしは手も足もでず、一方的にやられてしまいましてね……生き残った人々をこの建物に招きいれるだけで精一杯でした」
ほどなくして、王都から騎士団、大聖堂からプリーストやクルセイダー、ゲフェンから魔術師、ジュノーのセージやフィゲルのハンターたちが次々と討伐のために送り込まれてきた。さらに、王国主要都市の砦を擁する上級ギルドの面々も、日々の鍛錬の成果を今こそ見せんと馳せ参じた。
当初、兵力の逐次投入という杜撰な用兵で討伐軍は甚大な被害を出した。が、高位魔族討伐の実績のある者たちの指揮により、どうにかヴェルゼブブを撃破、ミッドガルドより駆逐することに成功した。
討伐軍が来るまで、先代はわずかな仲間とともに修道館の防衛にあたっていた。ひとり、またひとりと仲間が斃れていくなか、先代は最後の気力を振り絞って立ち上がった。プリーストたちに伝わる秘技、レディムプティオを放つために。
自らの生命、精神と引き換えに、傷つき斃れた仲間たちを復活させる奇跡の技。
レディムプティオによって復活した仲間たちは、ほどなくして到着した討伐軍に合流し、ヴェルゼブブ撃滅に尽力したという。
「それで、先代さまはどうされたのですか……?」
不安げな面持ちで問いかけるサラトガに、老神父は悪戯小僧のような笑みを浮かべて油絵を示した。
「討伐後、それはもうピンピンしとりましてな、このように、勝利の絵を描かせていきましたよ」
油絵のなかで、当時の仲間たちとと肩を組んだ先代は勝利のVサインを送って微笑んでいた。
◆ヴェルゼブブ
種族:悪魔
属性:念4
サイズ:大型
HP:6,666,666
Exp:Base6,666,666/Job6,666,666
要Hit:228
要Flee:339
ドロップ:壊れた王冠、チョンチョン人形、エルニウム、バリアントシューズ、s2死神の名簿、s1スタッフオブディストラクション、s1野牛の角、ヴェルゼブブc
イグドラシルの実(MVP)、古い紫色の箱(MVP)、恨みの箱(MVP)
備考:アクティヴ

ベルゼブル
蠅の姿をした高位魔族ということで知られているネ。
ヴェルゼブブとも呼ばれることのあるこの魔族の本来の名前は、バアル・ゼブル。ヘブライ語で、「高い館の王」を意味する。
この名前が、かの有名なソロモン王を連想させることから、バアル・ゼブブ、ヘブライ語で、「蠅の王」を意味する言葉に置き換えられたと推測されている(*'-')
以後、中世の魔術書に登場するベルゼブルは巨大な蠅の姿で描かれることになル。
蠅の姿をしているからといって、これは蔑みなどの意味がこめられたものではない。
ゼウスを祀るギリシア・アクティオン神殿では、「蠅を忌避する者」のために生贄が捧げられたという記録がある。この、「蠅を忌避する者」とは、ゼウスの敬称の一つでもある(`・ω・´)
古代ギリシア人は、蠅は悪霊そのもの、もしくは人間に悪霊を運ぶ役目を負う生き物だと信じていた。腐肉に群がるその姿から、忌まわしく、汚らわしい存在だと思われていたわけDA。
しかも、蠅は死骸から誕生する。そうなると古代の人には、蠅は悪霊以外には見えなかっただろうネ。
古代ギリシア人は蠅の脅威から逃れるため、ゼウスに生贄を捧げたのだっ'-')っ
この感じ方はなにもギリシア人に限ったものではないよ。当時、先進文明を謳歌していたイスラエルの民もまた、同じようなイメージを蠅に抱いていたというよ。
17世紀のフランスでこんな話がある。
ある貴族の婦人が悪霊にとり憑かれた。高名なエクソシストが呼ばれ、魔除けの儀式が行なわれた。すると、婦人の口から1匹の蠅が飛び出していったという。人々は、婦人はベルゼブルにとり憑かれたのだろうと噂しあったそうな(*'-')
イギリスの詩人ジョン・ミルトンは叙事詩パラダイス・ロスト(失楽園)において、ベルゼブルを、「サタンを除いて、彼よりも高位についている者はほかにはいない」としている。ミルトンの描くベルゼブルは、とても蠅の王には見えない。
ROで言うなら、ヴェルゼブブカードのイラストのような王者の風貌だそうな。
忌み嫌われている蠅だけど、その幼虫は生態系において重要な位置を占めているし、幼虫を利用した外科治療もあるから、問題なのは成虫の蠅ということだネ。
壁|'-')ノよいお年を。
お返事ヾ('-'*)ノ
あれはまさに死闘ですた(*'-')
あんなの殪すのは大軍じゃないとムリなんじゃないのかね〜っ'ヮ')っ
あんなの殪すのは大軍じゃないとムリなんじゃないのかね〜っ'ヮ')っ



































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