落花流水

ROおでん鯖に深く静かに潜航している殴りプリやアサ娘たちの自爆ブログ

百鬼夜行〜其之九:イフリート〜

はおヽ('ヮ'*)ゝ

モンス紹介9回目はイフリート。
ROじゃなかなかステキな存在だね。うちの持ちキャラじゃ束になってかかっても勝てないけどSA(´・ω・`)

ほいではさくっといってみよ〜ヾ('ヮ'*)ノ

註:モンスター紹介はいくつかの文献を元にしているので、場合によっては閲覧者の把握している知識とは異なる場合がありますのでご諒承ください。
註2:ラグナロクオンラインをベースに、一部、設定を変更している箇所があります。

chun

桜らいん






先代先代:Agi=Dex2極型殴りハイプリ
ベルアコ時代ベラルーシ


「ふぇ('ヮ'*)???」
先代さまは+9スパイクを振り下ろしてウィローから薪をつくる作業の手を休めた。
「魔神?」
「はひっ!」
教会で今日の授業を終えたあと、シスターのひとりが納本されたばかりだという童話をわたしたちに聞かせてくれたのだ。魔法のランプに住む魔神のお話で、悪い魔法使いに攫われたお姫さまを、ランプの持ち主と魔神が力を合わせて助け出すという内容だった。かなり古い民話のようで、わたしや少し上の子どもたちも珍しがってシスターの語りに耳を傾けたのだ。
「アルフ・ライラ・ワ・ライラかしらね」先代さまはそう一人ごちると、(なぜか震えている)ウィローに腰かけ、わたしを膝の上に抱きかかえた。
「あるふ・ら……い……???」
「アルフ・ライラ・ワ・ライラ。千夜一夜物語として有名かな。すごく昔の御伽噺をまとめたものなのよ」
「ふぇ〜」
「ベルちゃんが聞かされたお話は多分、アラジンと魔法のランプかもしれないね」
「それーヾ('ヮ'*)ノ」
先代さまはそのお話をしてくれた。シスターが話してくれたのと同じだった。先代さまはわたしの知らないことをなんでも知っている、とても凄くて尊敬できる方。だてに○○年も生きていないです〜、などと誉めるとにっこにこしながらアイアンクローしてくるちょっぴり怖い一面もあるけど……
「このお話に出てくる魔神はね、ジンというの。そして、そのジンのひとつにイフリートというクラスがあってね−−−」
先代さまは少し前にしてきたという旅のお話をしてくれた。

先代さまは数人の仲間とともに、怪盗アニバーサリーを追い求めてはるか西の辺境へと赴いた。豊饒の女神フレイアを崇めるアルナベルツの領域にはいった先代さまらは、そこでアニバーサリーの足取りを見失ってしまい、途方にくれていた。
先代さまの出身国であるルーンミッドガッツと激しい宗教対立のある国だけに、現地民からの情報収集が思うようにいかなかったのだ。しかも、ルーンミッドガッツからの軍事的偵察目的部隊ではないかと疑われ、神官兵らの監視を受けるハメになった。
このままアルナベルツで探索を続けるか、ひとまず王国か隣国のシュバルツバルドに引き揚げるか話し合い、全員一致で引き揚げが決まった。神官兵らの監視があるし、神殿からの命令なのか、住民たちも非協力的になっていたので、これ以上の探索は無意味と思われたからだ。
「だけどねー、そこでちょっとした話を耳にしたのよ」
「おはなし?」
先代はこっそり逃げようとしていたウィローに+9スパイクを叩きつけて爆砕すると、何事もなかったかのように話を続けた。
どこの国にもね、金さえ出せば情報を提供してくれる人がいるのだ。情報提供者は、シュバルツバルドとの国境に近い荒野に住んでいるある神官を訪ねろと告げた。その神官は異界の妖霊を使役しており、人探しや雨乞いなどで数々の奇跡を起こしているという。
「わぁ、じゃぁそれがランプの魔神なんだーっ'ヮ')っ」
「あはは。さぁ、それはどーかなー(o^-')b」
訪ね先がアルナベルツの神官というので不安を感じる者もいたけど、引き揚げ途中に立ち寄るわけだし、戦闘にならなければ無駄足じゃないだろうということで、先代さま一行は妖霊を使役する神官の住む屋敷を目指した。
結果を先に言ってしまうと、先代さまたちは神官に話しを聞いてもらうことはできなかった。会うことはできたけどね。
屋敷と周辺の小さな宿場町は焼け落ち、焼け出された住民が呆然としているなか、先代さまたちは到着した。
仲間のブラックスミスとハイプリーストが被災民に食糧を配り、サンクチュアリで手当てをしているのを尻目に、先代さまが神官の屋敷に赴いた。神官の部下か、住み込みの人間なのか、炭化した焼死体の数の多さに顔をしかめながら、会わねばならないはずだった神官を探した。
「見つかったの???」
「ええ。でもね−−−」
セイントローブ(パサナカード挿し)はいたるところ焼け焦げ、頭部を守ったためだろうか、神官の両手は炭化し、手首から先は原形をとどめていなかった。
火属性の装備品をここまで焼損させるなんて……
原因は、屋敷でただひとり生き残った神官兵を締め上げることで判明した。
先代さま一行を抹殺する指令が神殿から届いたので、情報屋の家族を人質に偽情報を流したのだそうだ。神官兵が待ち構える屋敷内に入れてしまえば、共和国に逃げられる心配もないというわけだ。
だけど予想外の事故が起きる。神官兵のひとりが誤って妖霊を祀っていた壷を壊してしまい、神官のもとで奇跡を強制されていた妖霊の怒りが爆発し、屋敷と周辺地区を瞬時に爆炎で押し包んでしまったのだ。妖霊は魔神イフリートのようだったという。火属性のセイントローブすら焼損させるほどのファイアーブレスで神官を殺すや、神官兵らの攻撃をメテオストームで返り討ちにし、イフリートはその燃え盛る巨体を天空に浮かべるや、自らの安住の地である火の世界へと還っていったという...
このことを先代さまに伝えた神官兵は、火属性の装備にアスムプティオのスクロールを使ったおかげでどうにか生き残れたという。
ただし、この炎上事故が先代さま一行の仕業であると捏造されないよう、口封じのためにその神官兵はその場で先代さまの手によって息の根を止められた。
「アラジンと魔法のランプみたいにはいかないんだ……(´・ω・`)」
しょぼーんとするわたしの頭を優しく撫でながら、先代さまはこう言ったものだ。
「気が遠くなるほど長いあいだ、狭くて暗いところに閉じ込められて、解放されたと思ったら魔法の力で奴隷のように扱われる……そんなことされたらどんな魔神だって怒るよね」
ごもっとも。
わたしだってそんなことされたら怒るだろう。それ以前に、おかしくなってしまうだろう。
「願いを叶える魔神の住む魔法のランプ。御伽噺の中だけで夢のようなお話をするのはいいよ。でも、願いは自分自身の手で叶えないと。苦労して苦労して、そうして叶った願いのほうが、魔神にお願いして叶えてもらうより何倍も嬉しいと思わない?」


「とまぁ、そんなお話……って、寝てやがる(´・ω・`)」
眠れないからなんか話をしてくれ、と泣いてすがり付いて地面にのの字書いてまで頼んできたというのにこやつらときたら……
焚き火に枝を投げ込み、勢いを増した炎を眺めながらふとあの時のことを思い出した。暖炉の前で先代さまが本を読んで聞かせてくれたこと。何度も話をせがむわたしに、わざわざ古物商をはしごして探してきてくれたものだ。
先代さまが読んでくださった本はどこにやったろう???
王都に戻ったら探してみよう。
アラジンと魔法のランプ。先代さまがわたしのために買ってきてくださったあの本を。



◆イフリート
種族:無
属性:火4
サイズ:大型
HP:7,700,000
Exp:Base3,154,321/Job3,114,520
要Hit:299
要Flee:373
ドロップ:フレイムハート、スピリチュアルリング、リングオブフレームロード、リングオブレゾナンス、ヘルファイア、ファイアーブランド、s1ルシウス火山の激しさ、イフリートc
古く青い箱(MVP)、古い紫色の箱(MVP)、古いカード帖(MVP)
備考:アクティヴ、詠唱反応
イフリート
イフリート
灼熱の炎をまとった真紅の身体から革の翼を伸ばし、動物めいた顔には耳まで裂けた口があり、鋭い牙が覗いている−−−
魔族のような姿をしているのがこのイフリート。
ROではトール火山に君臨する最悪の部類に属するMVPBossだけどネ(*'-')

イフリートは中近東イスラム教圏で火の魔神として恐れられている。さまざまな魔法を駆使し、火を自在に操り、無から物質を生み出すその様子から、恐れられるというのも納得がいくネ。しかもイフリートは人間を嫌い、火に由来するその性格は凶暴で、そして短気。
イフリートは火の世界におり、魔法によって召喚されたり、その後、壷などに封じられているかたちで人間の世界に残っている。前者は召喚者を倒せば、イフリートは戦うことなく嬉々として元の世界に戻っていってくれる。なにしろ強制的に引きずり出されてきているわけだからね。後者の場合、壷などから解き放ってくれた者に友好的で、願いを叶えてくれたり、仲間になってくれることもあるそうだヨ。
ただし、なかにはひどく敵対的なイフリートもいるけどネ。その場合はまともにやりあおうとしちゃいけない。イフリートを殪すのは容易ではないし、生半可な冒険者やその集団など、たちどころに殲滅してしまうほどの力を持っているのだから。

ところで、イフリートはジンの一種としてイスラムに伝わっているけど、RPGやその類の読み物ではイフリートとジンを別扱いにしていることが多いね。
ジンというのはイスラムにおける精霊、魔神などと訳されているけど、その起源は不明。コーラン第15章26から27節に、『わたしは人間を、陶土、つまりかたどった黒泥で創った。しかし、ジンどもはそれ以前に、われらはこれを灼熱の火で創った』と記されている。
イスラム教では、土と水で創られた人間、火と風で創られたジン、光から創られた天使という存在を認めているのだ(*'-')
ちなみに、ジンという呼び方は複数形で、単体の場合はジニーと呼ぶ。
ジンにはランクがある。
頂点にはジンの始祖であるイブリース。イブリースはキリスト教のルシファーに相当し、神の命に背いて天界を追放されたとされる。
このイブリースのもとに、上から順に魔霊・マリード、鬼神・イフリート、悪魔・シャイターン、妖霊・ジン、悪霊・ジャーンの5ランクが存在する。
イフリートは上から2番目。なかなかに強力な存在だね(;0w0)

さて、それじゃイフリートと出会ったらどーしよー???
こんな話がある。
海で漁師が網を引いていると、青銅の壷が引っかかっていたそうな。その壷を開けると、煙とともにイフリートが姿を現し、漁師にこう言い放った。
「よくぞ壷を開けてくれた。その礼にお前を喰ってやろう」
このイフリート、壷の中に500年も閉じ込められ、誰からも助けられなかったため怒り狂い、最初に壷を開けた者を喰い殺そうと決心していたのだ。とはいえ、漁師に騙されてまた壷に閉じ込められてしまい、平謝りしてなんとか出してもらったそうな。
イフリートと直接戦闘を交えるのは愚か。冒険者にとって剣や魔法は確かに大事だけど、機転を利かせた口車も必要なのだよ。

海岸を歩いている時などに封をしてある壷を拾ったら、無闇に開けない方がいいかもしれないネ。イフリートが出てきたら大変だからね。言葉も通じなさそうだし(´・ω・`)アラビア語ワカンネー

壁|'-')ノよいお年を。
alice

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